どくだみ茶:どくだみって?

どくだみ茶の効能

どくだみ茶の原料である「どくだみ」は、東南アジア、ヒマラヤと北アメリカに分布するドクダミ科の多年草で、平地の日陰や林中に群生しています。十の薬効があることから十薬(じゅうやく) とも呼ばれています。

独特の薬臭い悪臭がする野草で、樹間や家の陰などの半日陰に群生し、6月から7月の梅雨の時期に4弁の白い花を咲かせる。薬草としては十薬(じゅうやく)と呼ばれ、利尿・湿疹・腫れ物・蓄膿症などに効能があります。生葉を揉んで柔らかくしてオデキに当てると吸出しの効果がある。食用というよりも「どくだみ茶」に加工して健康茶として利用するのが一般的です。

ドクダミというちょっと変わった名前はどこからつけられたのでしょう。

ひとつの説を紹介します。

触ったことがある方ならすぐに合点がいくと思いますが、ドクダミの生の葉は、全草に特有の臭気がりますが、この臭気のために「なにかの毒が入っているのでは」と、ドクダメ(毒溜め)と呼ばれるようになり、このドクダメが変化してドクダミになったといわれています。

名前の由来はあまり颯爽としたものではありませんか、その薬草としての実力はなかなか侮れないものがあります。

「大和本草(やまとほんぞう・1708)」に「わが国の馬医これを馬に用いると、十種の薬の効能があるので、十薬(じゅうやく)という」という記述があります。
昔から万病に向く薬草として「日本薬局方」にも記載されている薬草です。


どくだみ茶:成分

どくだみ茶には、フラボノイド成分としてのアゼリン、クエルシトリン、イソクエルシトリン、クエルセチン、レイノウトリン、ヒペリン、ルチンやメチルケトン、カプリンアルデヒド、カプリン酸、クロロフィル、カリウムと臭い成分のラウリルアルデヒド、デカノイルアセトアルデヒド(精油)を含みます。

どくだみの独特な臭いは抗菌成分のデカノイルアセトアルデヒドとラウリルアルデヒドによります。但し、臭い成分は乾燥すると臭いもその抗菌作用(毒消し)もなくなります。花・葉・果実のフラボノイドは同じで、全草に精油が含まれていると言われています。

どくだみ茶:効能

どくだみ茶の効能として、生の葉の特有の臭気は、抗菌作用のある精油成分によるもので、水虫、湿疹、にきびに用います。

乾燥させたドクダミ茶には抗菌作用はありませんが、ほかに多くの効能があります。

どくだみの葉、茎、花穂にエルチトリン、イソクエルチトリンなどのフラボノイド系の成分を含み、これらに、利尿作用、緩下作用、消炎作用、毛細血管を強化し、血管を拡張するなどの効能があります。

これにより便通を改善し、血行もよくなり、肌荒れ、冷え症、肩こりの改善に役立ち、利尿作用は膀胱炎や腎炎によく、毛細血管の強化は、高血圧による脳出血の予防にもなります。

どくだみ茶:作り方

どくだみ茶は、6〜7月の開花期の地上部全草を鎌などで刈り取ってヒモで束ね、雨や夜露の当らない風通しの良い軒下に吊るして陰干し乾燥させます。便秘・むくみ・オデキ・動脈硬化・蓄膿症などに効果が期待できる。入浴剤にして薬湯にすれば腰痛に効果があるとか。

地産地消を楽しむ:どくだみ茶の作り方
どくだみ茶には市販品もありますが、ご自分でも作ることができます。 当サイトには、どくだみ茶の作り方から、飲み方まで写真付きで掲載してあります。 作ってやろうという方には大変参考になります。
どくだみ茶の作り方

どくだみ茶:飲用時の注意点

  • 体が冷えたときや体質に合わない人は飲まないこと。
  • カリウムが高濃度含まれていますので、腎機能の低下する高齢者、腎機能の低下している患者、カリウム保持性利尿剤、副作用として高カリウム血症を惹起する薬剤等を服用している患者は高カリウム血症を惹起する可能性があります。
  • どくだみによる膿疱性乾癬型接触皮膚炎、中毒疹、苔癬型薬疹、重症型肝障害、急性出血性胃炎、光線接触皮膚炎、光線過敏症の症例報告があります。